院長ごあいさつ
病気を診るだけでなく、 人を診る医療を心がけます。
理事長/院長山口 剛
医学博士 広島大学甲第5899号 日本外科学会認定医・専門医
経 歴
昭和48年広島県御調郡御調町(現尾道市御調町)生まれ。平成11年久留米大学医学部医学科卒業後、久留米大学外科学講座へ研修医として入局。広島へ帰る事を決意し、平成14年広島大学第2外科(現広島大学消化器・移植外科学教室)へ入局。その後中国労災病院、呉市医師会病院、井野口病院、三菱三原病院にて一般外科医として勤務。廿日市記念病院では平成25年3月まで緩和ケア病棟に勤務。平成25年9月医療法人 やまぐちホームケアクリニック開院。
私は医師になって大学病院や一般病院で外科医として多くの手術や全身管理を行ってきました。外科医である以上癌患者さんとの関わりが多く末期癌患者さんの終末期医療にも携わってきました。その中で人生の最期を自宅でむかえたいと希望するものの、それをサポートできる医療が確立されていないため、患者さんの希望する医療ができない現実を目の当たりにしてきました。国は在宅医療を推し進めていますが、それを診る医師の不足と地域医療ネットワークの整備が確立されていないのが現実です。そこで私は地域包括ケアシステムを活用した在宅診療(特に在宅緩和ケア)に特化した診療所を立ち上げる事としました。地域の皆様方のお役にたてるよう、日々精進して参りますので何卒よろしくお願いいたします。
「地域包括ケアシステム」とは・・・・・・
地域住民に対し、保健サービス(健康づくり)、医療サービス及び在宅ケア、リハビリテーション等の介護を含む福祉サービスを、関係者が連携、協力して、地域住民のニーズに応じて一体的、体系的に提供する仕組みです。すなわち、ソフト(事業)面では、その地域にある保健・医療・介護・福祉の関係者が連携して生活という視点でサービスを提供するものであり、ハード面では、そのために必要な施設が整備され、地域の保健・医療・介護・福祉の資源が連携、統合されて運営されていることです。
保健・医療・介護・福祉と生活の連携
当院における昨年度及び今年度の看取り件数と内訳
2022年度 | 2023年度 | |
---|---|---|
癌 | ||
胃癌 | 2人 | 1人 |
大腸癌・直腸癌 | 5人 | 13人 |
肺癌 | 3人 | 9人 |
食道癌 | 0人 | 0人 |
胆道癌 | 1人 | 0人 |
肝臓癌 | 2人 | 1人 |
膵癌 | 2人 | 3人 |
前立腺癌 | 1人 | 0人 |
腎癌 | 0人 | 0人 |
膀胱癌 | 0人 | 0人 |
乳癌 | 1人 | 1人 |
その他の癌 | 2人 | 4人 |
小計 | 19人 | 32人 |
非癌 | ||
老衰 | 4人 | 3人 |
心不全 | 1人 | 1人 |
呼吸不全 | 1人 | 1人 |
多臓器不全 | 1人 | 1人 |
上部消化管出血 | 0人 | 0人 |
肺炎 | 0人 | 1人 |
筋委縮性側索硬化症 | 0人 | 0人 |
パーキンソン病 | 0人 | 1人 |
敗血症 | 0人 | 1人 |
その他 | 1人 | 0人 |
小計 | 8人 | 9人 |
合計 | 27人 | 41人 |
(2022年4月1日~2024年3月31日)
クリニック内の様子
診療時間のご案内
診療受付日・診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
9:00〜12:00 | ● | 在 | ● | 在 | 在 | ● |
13:30〜18:00 | 在宅診療 | / |
*在=在宅診療
*休診日 土曜日午後・日曜日・祝日
*院長学会出席などにより、臨時休診となる場合もございます。
*誠に勝手ながら2015年5月1日より金曜日午前の外来診療を在宅診療に変更させていただきます。よろしくお願いいたします。
ご来院時にお持ちいただくもの
初めての来院、または月初めに来院される際は、必ず健康保険証の提示をお願いいたします。また、紹介状(かかりつけの病院からの診療情報提供書)がありましたら一緒にお持ちください。 他の医療機関で処方されているお薬を服用中の方は、お薬手帳等内容のわかるものをご持参ください。
アクセスマップ
- 広島県広島市安佐北区口田1-21-25(駐車場完備)
- TEL.082-843-3030
- 理事長/院長 山口 剛
アクセス方法
- JRでお越しの方
芸備線JR安芸矢口駅から徒歩2〜3分 - お車でお越しの方
駐車場完備
当院の施設基準
当院は、以下の施設基準の届出を行っています。
機能強化連携型在宅支援診療所
長久堂野村病院を含む4医療機関及び訪問看護ステーション、訪問リハビリテーション事業所、調剤薬局、介護支援専門員(ケアマネジャー)等と在宅支援連携体制を構築し、24時間体制の対応に努めております。
在宅時医学総合管理料及び施設入居時医学総合管理料
在宅で療養を行っている患者さまの「かかりつけ医」として、保健医療及び福祉サービスと連携し、定期的な訪問診療を継続し、総合的な医学管理を行っております。
在宅緩和ケア充実診療所・病院加算
主に末期の悪性腫瘍の患者さまに対して、緩和ケア研修会を修了した医師による疼痛緩和を目的とした鎮痛療法や「適切な意思決定支援に関する指針」に沿った看取りの実績を有しております。
機能強化加算
地域における「かかりつけ医」として、以下の対応を行っております。また、当院の情報は、県ホームページの医療機能情報ネットで検索できます。
ア 患者さまが受診している他の医療機関及び処方されている医薬品を把握し、必要な服薬管理を行うこと
イ 専門医師又は専門医療機関への紹介を行うこと
ウ 健康診断の結果等の健康管理に係る相談に応じること
エ 保健・福祉サービスに関する相談に応じること
オ 診療時間外を含む、緊急時の対応方法等に係る情報提供を行うこと
医療情報取得加算1、2
医療情報取得加算3、4
オンライン資格確認を行う体制を有しています。
マイナ保険証の利用を通じて、患者さまの医療情報を取得・活用することにより、質の高い医療の提供に努めておりますので、マイナ保険証を積極的にご利用ください。
医療DX推進体制整備加算
在宅医療DX情報活用加算
医療DX推進体制に取り組み、十分な情報を取得・活用して診療を行い、質の高い医療を提供するため、以下のことに取り組んでいます。
ア オンライン資格確認等システムにより取得した診療情報等を十分に活用して診療をおこうための医療DX推進体制及び在宅医療DX情報活用体制を整備しております。
イ 医療DXを通じた質の高い医療を提供できるよう取り組み、マイナ保険証(マイナンバーカード)の利用を推進しています。
ウ 電子処方箋の発行及び電子カルテ情報共有サービスを活用し、患者さま同意の上、他の医療機関との医療情報の共有が容易にできる体制を準備しております。
生活習慣病指導管理料1、2
脂質異常症、高血圧症、糖尿病を主病とする患者さまの治療計画を策定し、生活習慣に関する総合的な治療管理を行います。また、患者さまの状態に応じ、28日以上の長期処方やリフィル処方箋の発行に対応します。
がん性疼痛緩和指導管理料
がん性疼痛の症状の緩和を目的として麻薬を投与している患者さまに対して、WHO方式のがん性疼痛の治療法に従い、計画的な治療管理を継続し、療養上必要な指導を行います。
がん治療連携指導料
がん拠点病院等(地域連携診療計画策定病院)との連携により、ご紹介されたがん患者さまの医療情報の共有を図り、地域連携診療医計画に基づいた診療を行っています。
一般名処方加算
薬剤の一般的名称を記載する処方箋を交付する場合には、一般名処方の趣旨を患者さまに十分に説明をいたします。
明細書発行体制等加算
領収書発行の際に、個別の算定項目がわかる明細書を無料で発行します。